人は、正しい方法で、親身になって話を聴いてもらうことで、次の3つの効果を得ることができます。

話をする事で得られる3つの効果

これら３つの効果は、『カウンセリングの３つの効果』と呼ばれています。
より詳しく解説してまいりましょう。

１．カタルシス効果（浄化作用）

カタルシス効果とは、精神分析の用語です。
心の内にある様々な、寂しさや悲しさ、苦しみや辛さ、葛藤などの不安要素を、『言葉として表現すること』で、不快な感情や、心に鬱積した苦しみが取り除かれ、安堵感や安心感を得られ、心がスッキリとする効果のことです。
『心の浄化作用』とも呼ばれます。

人は誰でも心の中に、自分でも気が付かない、苦しみや悲しみを抱えているものです。
解消されずに鬱積した、心の中の苦しみや悲しみや葛藤は、様々な精神障害が引き起こされるきっかけの一つと考えられています。 人生に失望したり、愚痴や不満や葛藤がある時は、その心の重荷を『話すこと』、で得られる『カタルシス効果』を体験なさってください。

２．バディ効果（仲間意識）

『バディ』とは、仲間や相棒のことです。
誰かに、心の中の辛い思いや感情を話した時に、そのお話を親身になって聴いてもらい、否定も肯定もしないで心から共感してもらった時に、人は孤独感から開放され、安心感を得ることで様々なことへの意欲が湧いてきます。
このように孤独感から開放され、一人ぼっちではないという安心感と、ほっこりとした心の暖かさを得られる効果のことを『バディ効果』と言います。

信頼のおける方に『話すこと』で、得られる、『孤独からの開放感』と『自己肯定感』を味わってみられてはいかがでしょうか。

３．アウェアネス効果（気づき・理解）

『アウェアネス』とは、気づきや意識と言った意味を持つ言葉です。
人は自分の脳内でおこっていることであっても、多くのことに気が付かないで、無意識の状態でことを処理していると言われています。
そこで、適切にお話を聴いてもらうことで、『オートクライン』がおこり、無意識が顕在化して、気づきが与えられ、自己洞察が進むことで深く自分の内面を知ることができるのです。
人は、人にお話をする時に、同時に自分のお話を聴いているのです。このことを『オートクライン』と言います。

適切な相談者にお話をすることで、心の中に様々な気づきが与えられ、整理され、霧が晴れるように心の中のモヤモヤが晴れて行く時に、自ずと問題の解決策が見え、進むべき方向が見えてくるのです。

私も、私のメンターであり、師匠である田中信生先生（トータルカウンセリングスクール主宰）に、対面やお電話で何度となくお話を聴いていただくことで、幼少期のトラウマから開放され（カタルシス効果）、精神的に支えていただける安心感を得（バディ効果）、自分自身を正しく見つめ直すことで（アウェアネス効果）、人生を再構築していくことができました。

『教えようとするな、わかろうとせよ』

私達『話し相手.jp』では、『教えようとするな、わかろうとせよ』を基本的スタンスとして、お客様のお話をお聴きしています。

『教えようとするな、わかろうとせよ』とは、カウンセラーにとって、座右の銘とすべき言葉であり、『話し相手.jp』の基本的スタンスであります。

人は人の話をなかなか聴けないものなのです。
『カウンセラー』と呼ばれる方々にお話を聴いてもらっている場合でありましても、いつのまにかお話を遮られてしまい、逆にお話を聞かされて、聞いてもいないことを延々と教えられるということがあります。

『教えようとするな、わかろうとせよ』とは、文字通り、人のお話をお伺いする時に、アドバイスや、お説教をするのではなく、その方の、辛さ、苦しみ、悲しみ、言葉で表現出来ない隠された心の奥の、表現したくても表現出来なかった気持ち、をも『わかろうとする』気持ちを持ち続けるということです。
『教える』のではなく、ただ、ただ、お客様の心の内を『理解しようと務めること』が何よりも大切な事であると考えています。

『話をする効果』を体験なさってください。

お客様に、安心して、心いっぱいお話をしていただくことで、『話をする効果』を体験していただくことが私達の喜びであります。

悩みや気掛かり、愚痴などについて話すだけで、気分がすっきりし、目の前が明るくなります。
正しくお話を聴いてもらうことで、心がほっこりと暖かくなります。
心の内を言葉として発することで、活力、創造力が増し、エネルギーに満ち溢れることで、自ずと問題の解決策が見えてまいります。

お気軽にお電話、お問い合わせくださいね。
スタッフ一同、貴方様からのお電話を心よりお待ちしています。